Claude Codeでクリック率0.8%の記事を検索意図から直す
別で運営している物販ブログに、アディダスのグランドコート ミュールというサンダルのレビュー記事がある。Search Console を見ると、この記事は検索語によってクリック率がまるで違っていた。
| 検索語 | 平均順位 | 表示 | クリック |
|---|---|---|---|
| adidas grand court mule サイズ感 | 1.9 | 83 | 25 |
| adidas グランドコートミュール サイズ感 | 2.5 | 242 | 23 |
| グランドコートミュール | 6.4 | 367 | 1 |
| グランドコート ミュール | 6.6 | 459 | 4 |
| adidas グランドコートミュール | 8.9 | 627 | 5 |
(直近28日)
「サイズ感」が付くと2位前後で、10〜30%押されている。商品名だけだと8〜9位で、627回出て5回しか押されていない。表示回数はこちらのほうが多いので、もったいない。Claude Code にはこれだけ頼んだ。
adidas グランドコートミュール で検索した時クリックされるようにしたいClaude が最初に開いたのは検索結果の画面
順位が8.9位なので「もっと上に上げよう」と考えそうなところだが、Claude はまず Google の検索結果を開いて、ページのテキストを読んでいた。アプリ内蔵のブラウザで、こういう URL を開いている。
https://www.google.com/search?q=adidas+グランドコートミュール&hl=ja&gl=jp&num=20そこで分かったことは3つあった。
- 上位は公式、ABC-MART、楽天、ZOZO の販売ページと、ショッピング枠で埋まっている
- 「関連する質問」に「口コミは?」「どんなコーデ?」が出ている
- 「他の人はこちらも検索」に「店舗」「色」が出ている
一方、記事の検索用タイトルは「〜のサイズ感|パンプス24.5cmで25cm、UGGは8。1万円以下のムートン風」だった。サイズで迷っている人にはちょうどいいが、商品名だけで調べる人は、まだ買うかどうかを決めていない。その人が知りたいのは、履いた人の感想と、どこで何色が買えるかだ。検索結果の並びを見ると、この記事は販売ページの間に挟まった「サイズの話」にしか見えていなかった。
在庫の記述が古かった
「どこで買えるか」に答えるには、いまの在庫が要る。記事の在庫の話は10月16日で止まっていた。
Claude は楽天の商品ページを curl で取って、ページに埋め込まれた JSON からサイズごとの在庫数を読んだ。楽天のページは HTTP/2 だと何も言わずに失敗することがあるので、--http1.1 を付けている。
curl -sL --http1.1 --max-time 40 "https://item.rakuten.co.jp/<店舗>/<商品>/" -o page.html結果は、アディダス公式の楽天店が22.0〜26.5cmまで売り切れで、残りは27cm以上だけ。ABC-MART の楽天店はグレー、ベージュ、白の3色とも22.5〜25.5cmが残っていた。商品名で検索した人が公式のページへ行くと、ほとんどのサイズが買えない状態だったことになる。
楽天ファッションのページは取得がタイムアウトし、アディダス公式サイトもブラウザで読み込めなかった。Claude はここで粘らずに、見ていない店は記事に書かず、作業の記録に「確かめていない」と残していた。
直したところ
| 場所 | 変更 |
|---|---|
| 検索用タイトル | 「〜の口コミとサイズ感|24.5cmの私は25cm。11月に買える店と3色の在庫」 |
| 検索用の説明文 | 口コミの要点(25cmを選んだ、本革スエードにボア、リアルムートンではない)を先に置き、11月3日の在庫を入れた |
| 本文 | 「11月3日追記」の節を足し、店と色とサイズの在庫表を入れた |
| よくある質問 | 「どこで買えますか?」「何色ありますか?」「口コミを一言でいうと?」「どんなコーデに合いますか?」の4問を足した |
よくある質問は、検索結果の「関連する質問」と「他の人はこちらも検索」をそのまま問いにしている。
タイトルからは「サイズ感」を消していない。2位前後で押されている語なので、ここを落とすといま取れているクリックまで減る。口コミと在庫を足して、サイズ感は残す形にしてもらった。
7日後に見直す
この直しが効いたかどうかは、まだ分からない。Claude は改善の記録を JSON に1件足していて、次に見る日を決めている。
{
"keyword": "adidas グランドコートミュール",
"status": "observing",
"nextReviewDate": "2026-11-10",
"actions": [{
"date": "2026-11-03",
"rankAtAction": 8.9,
"impressionsAtAction": 627,
"gap": "タイトルはサイズ感だけを打ち出していて口コミ記事に見えず、在庫の記述は10/16で止まっていた",
"notDone": "アディダス公式サイトの在庫は未確認。楽天ファッションはタイムアウト"
}]
}notDone に確かめられなかったことを残しておくと、7日後に数字が動かなかったとき、どこを疑えばいいかがすぐ分かる。
やってみて
同じ記事でも、検索語ごとに来る人が違う。クリック率が10倍以上違う語が並んでいたら、順位を上げる前に、押されていない語の検索結果を自分の目で見たほうがいい。今回は、記事が販売ページの間でどう見えているかを Claude が画面から読んでくれたので、直す場所がタイトルと在庫だとすぐに決まった。
自分がやったのは、Search Console の表を見て1行頼んだことと、出てきたプルリクエストを読んで「マージ デプロイ」と返したことだけだった。11月10日の数字は、また追記する。